宝塚 男役 仕草

宝塚の男役の仕草のポイント

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宝塚の男役は、女性が憧れる理想の男性を体現しているのでその仕草は重要です。
世の中にはいそうもない男性を舞台で演じ、それに現実味を与えなければならないのです。

 

男らしい堂々とした歩き方、低い喋り声、観客を見る流し目など一つ一つの仕草の研究や努力によって観客を熱狂させる男役スターが生まれるのです。
宝塚には、花組、月組星組、雪組、宙組の5組があります。
それぞれに男役のトップスターは一人だけです。
それだけ厳しい世界なのです。

 

トップスターは演技、歌唱力、ダンスが優れているのはもちろんですが、さらに容姿やその人の持つ雰囲気が重要になります。
宝塚ファンのほとんどが男役トップスター目当てで劇場へ足を運ぶのですから、それを呼び込むカリスマ性が一番大切になります。

 

そのトップスターになるには10年かかるとも言われているほどです。
しかし、まれにそのカリスマ性が優れているために早い段階でトップスターになる人もいます。

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女性が演じる男性ですから、女性らしさを観客に感じさせては失格です。
ですから一般の男性がしないような仕草が多いことも確かです。
椅子に座る仕草一つとっても大股で足を組んでポーズを決めます。
この宝塚の独特なポーズは歌舞伎の流れを汲んでいるとも言われています。
いわゆる決めポーズというものです。

 

女性は、現実にはいそうもない男性像を追い求めて劇場へ足を運びます。
宝塚は夢を売る世界であり、一瞬の間ですが現実逃避できる場所でもあるのです。
ミラーボールがきらめく中、豪華な衣装で歌い踊るトップスターに熱狂します。

 

トップスターは、観客と目を合わせるのも大事です。
女性客は自分が見つめられたような気分になります。
また流し目も女性客が熱狂する武器の一つです。

 

男役トップスターは自分が中心の舞台で、観客を満足させるため日々精進しているのです。

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