男らしくない　仕草

古来より「男は強く逞しくあれ」という考え方が根付いていた我が国日本では、男性が女性をリードする立場であるというスタンスが一般的とされてきました。

社会的にも肉体的にも力で劣る女性を、男性は持ち前の強さでしっかりと守り、そして導いてあげるのがその役目とされてきたのです。

近年では女性の社会進出の機会も目覚ましく増えつつありますが、男女平等という理想形態にはいまだ遠いのが現状です。

やはり現代社会においても男性は女性をしっかりとリードしてあげるのが筋というものでしょう。

どっしりと男らしく構え、少々のアクシデントではうろたえない、そんな頼もしさこそが肝要なのです。

しかし一部の男性は上記の様な男らしさを曲解して捉えている節があるのも事実です。

男らしくあろうとして、結果男らしくない態度や仕草、物腰を露わにしてしまうケースがあります。

では男らしくない仕草や態度とは具体的にどういうものを指すのでしょうか。

それはあまりにも尊大で傲慢な態度です。

たしかに男たるもの強くあらねばなりませんが、その「強さ」を偉そうな態度や仕草だと勘違いしている男性が多いのには驚きます。

特に多いのが店員や飲食店のウェイター相手に傲慢な態度で接するケースです。
店員やウェイターは仕事柄丁寧で従順な対応をしなければなりませんが、それを下手に見てふてぶてしい態度で接する事は男の品格を著しく下げる行為であると認識すべきでしょう。

そんな男性の姿を目にした女性が男らしさを感じるわけがありません。
むしろ「態度だけ大きい情けない男」という不名誉かつ有り難くない評価を下されるのがオチです。

本当の意味で男らしい態度とは、いついかなる時でも他人への礼儀節度を忘れない事なのです。